日本最南端の島 波照間島

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そこは、激しく波が打ち砕ける絶壁の上。

南の島ののんびりとした様相とは違って、

「ここまでだよ」と

そこから先へ行くのを拒絶されたような気持ちにもなる最南端の地でした。

最果ての地に来てしまった

立ちはだかる何か大きなものに、なす術もない存在の自分
そんな怖れにも似た感情が湧きあがってくるのでした。

 

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最南端の港に降りたってワクワクから始まる

波照間島の港につくと、
その日の宿「うるま屋」のオーナーが迎えに来てくれていました。
車に乗り込んだのは私一人でしたが、
気さくに話しかけてくれて、
周辺を少し遠回りして島の案内をしてくださり、
ウキウキワクワク気分でした。

宿についてひとしきり説明を受けたのち、
部屋に荷物を置いて、早速自転車を借りて島を周ることにしました。

 

無心に戻って五感を澄ますと、、、、

 

更に島の最南端を目指して、
自転車でのんびりとサトウキビ畑の中を走っていく。

日頃の運動不足も手伝って
うっすらと汗をかきつつ
何かに引き寄せられるように南を目指して自転車を走らせていく。
まだ植えられて間も無いのか、サトウキビの背は低く
周囲をぐるりと見渡せるのにもかかわらず
誰もいないサトウキビ畑。

それでも、風の音や葉擦れの音、白いヤギ
たまに空港から発着する小型飛行機(現在は波照間航路はくなってしまった)

のんびりと時間が流れているのが感じられて、
その心地良さに自然と笑みが浮かんでしまう。。。。

人に見られたら、かなり怪しいヤツかも
最南端の地に辿り着いて

目的地の最南端の碑がある島の外周道路に辿り着くと、
チラホラと人の姿がありました。

最南端の碑を記念にパシャリ!

最南端の碑から更に先の絶壁まで、まだ距離があり
周辺は自由に散策出来るようになっていたのでブラブラ

風が強く、足場も良くないのでバランスを崩して転んだりしたら大変です。

隆起サンゴでできている地表面は、鋭く尖った突起が無数にあり
手をつくのも戸惑われるほど。

そうして先へ先へと進んでいくと、
絶壁の際にたどり着いて、ハッとしたのでした。

この先へは立ち入ってはいけない。
沖縄で古くから伝わる「ニライカナイ」との境界線なのかもしれないな〜

とぼんやり、でもハッキリとした意思を感じた
(矛盾してるけれど、正体は分からず意思だけが伝わってきた)

波照間島 最南端の地のお話でした。

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