沖縄、久高島の宿で感じた心遣いと魅力
久高島は神様の島として沖縄の人々の心の拠り所でもあるので、いつか行ってみたい気持ちはあってもいざ沖縄行きが決まって旅程を決める段階になると、どこか自分にストップをかけているようなところがあったのですが、今回はなぜか沖縄行きが決まった時、既に心の中に久高島があって、やっと初上陸を果たすことが出来ました。
久高島は自転車で主な見所をおさえて島一巡り2時間ほどの小さな島ですので、日帰りで訪れる方が多く、日中はそのような観光客でちょっとばかり賑わいますが、離島には少なくても一泊するのが信条のmimoza。
今回の旅で見つけた素敵な宿を紹介します。
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久高島の宿探し
久高島の宿を探すとき、もし宿が一杯で宿泊出来ないようなら今回は見送れという事で久高島行きは見送るつもりでした。
少ないと言われる宿とやはり少ない宿情報を頼りに、けっこうギリギリになって(確か3日前)第一候補の民宿素泊まり「ちばい小(ちばいぐわあ)」さんへ電話。
電話に出た女将さんは、とても話しやすそうな雰囲気。
予約したい日は既に男性客が一人入っているのでという事で、襖で部屋を分ける形にすれば宿泊できるけれど。。。という返事。
離島の宿事情は知っていたので、この時深く考えずに「先に予約された方がよろしければ、私はそれでも構わないです。」と言ってしまったのですが、その後のやり取りを通して私の配慮が足りなかったと今回は断念。
先約のお客様への配慮と、後で分かったのですが女将さんお一人で宿を切り盛りしている事情からだったのですね。
「ごめんなさいね~」と電話を切りぎわに、「島へ来たら遊びにおいで!」と嬉しいお言葉までいただいて更に感激してしまいました。
こちらは小さなカフェもしている(というか初めはカフェだった)ので、そちらにお伺いしてみようと思いました。
誠実で、一所懸命こちらに気を遣ってくれているのがわかる人の良い女将さんでした。
そして、次にかけたのが「小やどSAWA」さん。
日にちを告げると、
「えーと、あ、キャンセルが出たから」とタイミング良く予約できました。
こちらも対応してくださったのは女将さんでしたが、ハキハキととても感じの良い方でした。
島の人の心遣いに感激
無事、久高島には行けることになったのですが、当日行き当たりバッタリ故のハプニング(バスに乗り遅れましたー)があったり、安座真港へ向かう前に強風が吹いてきてスコールのような大雨!
もしや久高島に拒否されてるのではないだろうか?と不安になりつつも、雨上がりで晴れ間の覗いた中、「フェリーくだか」は無事に出港。
なんとか無事久高島に上陸できたのでした。ほっ。。
久高島徳仁港でフェリーを降りて歩いて宿に行こうと思っていたら、1人の女性がフェリーに向かって歩いてきます。(このフェリーは最終便)
他に観光客らしき人もいなかったのかもしれませんが、真っ直ぐ私に向かって歩いてこられる女性がいます。「小やどSAWA」さんの女将さんでした。
普通、離島の宿を予約すると港に迎えに来てくれる宿が多く、その場合は船に乗ったら宿に連絡をするのですが、久高島は港付近に集落が固まってあるので歩いて行くつもりでしたので、「午後の便で行きます」とだけ伝えていて、港からは特に連絡をしていませんでした。
恐縮する私に、
「いや〜、用事があったから。午後の便で来るって言ってたしね。」
と気さくで優しい気遣いです。
それは、その夜、雨が降り出した時にもありました。
「小やどSAWA」さんは、素泊まりの宿で、本当に民家の一室に泊まらせていただくような形です。
私が泊まった部屋は、縁側の大窓から出入りするお部屋で、靴は軒先があるものの外に置いておくことになります。
ここから出入り
この左手外に共同のシャワー、洗面室、トイレがあります。
島についてサンダルに履き替えたものの、家から履いてきたスニーカーはそのまま外に置いておいたのですが、夜、雨の音がしだしたので中に入れようと外に出ると、既にスニーカーはビニール袋に包まれていました。
お隣さんのお部屋の方の靴も同じように。
きっと、雨や夜露に濡れないように気付かないうちに女将さんが入れてくれていたのです。
何気ないけれど、心を感じる配慮やおもてなし。
ほんわかとあたたかい気持ちになりますね。
それは、今まで訪れた離島の宿では幾度となく感じてきました。
そんなところが、私が離島に何度も足を運んでしまう魅力の一つかな。と思います。
小やどSAWA さんの素敵なHP → http://koyado-sawa.jp/#cottage
mimozaが泊まらせていただいた四畳半の個室は、広くはないですが天井が高く圧迫感はありません。
出入りする窓から見える庭に出て、のんびりするのも気持ちよさそうです。
久高島の宿は基本的に素泊まりです。
コンビニ等はありませんが、港付近に食事をする所はいくつかありますので、食事に困る事はあまり無いとは思います。ですが島の行事や祭りごとなどで休業する場合もあります。
mimosa は竹富島で経験済み f^_^;
島へ渡る際には、本島から食料やペットボトルを少し持っていくのをお勧めします。
また安座間港にも売店はありますが、那覇市内で購入していくのが無難です。
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