昔なつかしい沖縄の伝統お菓子9選!お土産にも島ごもりにもオススメなスイーツ

沖縄お菓子

沖縄のお菓子って、今でこそ紅芋やマンゴーやパイナップルを使ったカラフルでおしゃれなスイーツ的なものがたくさんあって、お土産に選ぶのにも迷うものですね。

それらを旅行中に食べ歩くのも楽しくて、美味しくて、旅先とばかりに市場やカフェではそんなスイーツを思わず手にとってしまいます。

でも島へ行くと、やっぱり素朴なサーターアンダギーのような素朴なおやつが食べたくなるのは不思議です。

サーターアンダギーは、沖縄で昔から伝わる手作りおやつ的な存在のお菓子で、沖縄を訪れるとスーパーや島の商店で購入したり、いただいたりすることもあって食べる機会も多いものです。

何度食べても飽きない。
それは、それぞれの家庭で伝えられているおばあの手作りで、素朴なだけにその地で採れた素材それぞれに味わいが違うと感じるからでしょうか。

基本的な材料は、ほぼどこでも変わらないのに、食べた場所、いただいた(購入した)いきさつ、転地効果も手伝って五感が解放されて些細な違いも感じ取ることができるから?

なんて思いますが、沖縄の素朴なお菓子たちがまたクセになるんです。

それも沖縄離島の旅の魅力のひとつなんでしょうね。

そんな沖縄昔懐かしい素朴なお菓子「おばあのおやつ」を、メジャーなものからマイナーなものまで紹介します。

 

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昔懐かしい沖縄の素朴なお菓子9選!

 

ちんすこう
サーターアンダギー
クンペン
タンナーファクルー
ポーポー
チンビン
ぱなぱんびん(多良間島)
うーまきがーす(多良間島)
たらまんぼー(多良間島)

こうして並べてみると、一体なんの呪文?

って思いますよね~。

よくよく見ると(よくよく見なくても?)、みんな小麦粉と沖縄特産黒糖、塩が使われることが多いお菓子。

シンプルなだけに、素材ひとつひとつに沖縄らしさが際立ちます。

 

ちんすこう

まずは、沖縄と言ったら定番の「ちんすこう」

ちんすこう

 

沖縄お土産でお馴染み、沖縄版クッキー(ビスケット)
小麦粉と砂糖、そしてバターではなくラードを使った焼菓子です。

サクッ、ホロッとした食感と甘さ控えめで、黒糖、紅芋、雪塩と味のバリエーションが豊富。
形も細長い小判型から、亀甲型、まん丸一口サイズなどがあり、ひとつひとつ個包装になっているところもお土産として配るのに便利です。

数ある「ちんすこう」の中から、自分のお気に入りを探し出す!というのも面白いかも。

 

ということで、mimozaの独断と偏見から、

オススメは、チョコレートがコーティングされた「ちんすこうショコラ」

ダークとミルクが定番で他にも、抹茶、ホワイトチョコなど季節フレーバーに、ハイカカオ90なんていうチョコレートにこだわったものまであるんです。

それまで「ちんすこう」は、口の中の水分を全部持っていかれるところが苦手だったけれど、チョコレート・コーティングのおかげでそれが緩和され、気がつくともう一個と手が伸びてしまうくらいのお気に入り。
コーティングのチョコレートにもこだわりを感じる、香りと口どけの良さは秀逸です。

沖縄伝統菓子としては邪道と言われようと、美味しいものは美味しいんです。

 

 

 

サーターアンダギー

お次は、サーターアンダギー。いわゆる”揚げドーナツ”です。

サーターアンダギー

砂糖(サーター)、油(アンダ)、揚げ(アギー) で、「砂糖天ぷら」とも呼ばれます。

沖縄では専門店もあって、コンビニ、スーパーの惣菜売り場、道の駅や市場、島の食堂などで売られているのを良く目にします。
ピンポン玉くらいに手で丸めた生地を、低温でじっくり揚げると、膨らんで表面が割れ、ニッコリ開く姿は「開口笑」とも呼ばれます。

mimozaは、開きかけた芍薬や牡丹の花の蕾みたいだなぁ〜と思いましたが、人によってはチューリップと感じる方もいるようです。

沖縄では、結婚式やお祝い事で振る舞われるおめでたいお菓子でもあるのですが、大阪=たこ焼きと同じくらい身近なお菓子なんですね。

揚げたては外側カリッと中はみっちりしっとりと、噛むほどにジワっと小麦の甘みと香りがします。

日持ちは常温で2週間程度。

旅行中に持ち歩いてもすぐ傷む心配がないので、揚げたてサーターアンダギーを見つけた時は、ついつい手に取ってしまいます。おばあ手作りのサーターアンダギーを持ってビーチへ出かけていき、海を眺めながらや、泳いだ後につまむと、ほっこり優しい気持ちになれます。

でも結構お腹にズッシリくるのとカロリー高めなので食事前やダイエット中は、食べ過ぎ注意です!

シンプルなプレーンと黒糖がオススメです。

 

保存方法

持ち歩けるのはありがたいのだけど、揚げたてのサクサクふわっとした食感は、1日限り!

その後はみっちりしっとりとした固めの食感に変わってしまいます。
それも味が馴染んでまた違った美味しさですが、お土産などで多めに購入してすぐ食べられない場合は冷凍がオススメ!

1個ずつラップに包みジップロックに入れて冷凍保存すると常温よりも長めに保存できます。

食べるときは、200℃に温めたオーブンかトースターで2.3分温めると、揚げたてに近い食感にすることができますよ。

 

とは言うものの、サーターアンダギーは揚げたてがやっぱり1番美味しい!

という訳で、家で沖縄~~!
手軽にサーターアンダギーが作れるミックス粉が販売されてます。

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サーターアンダギーミックスをお土産にするのもいいですね。

粉物は重いのでたくさんは持って帰れないけれど、以前はよく購入してスーツケースに詰めてたmimozaです。
最近では、沖縄物産展や全国のスーパーでも見かけるようになったので、身近で購入できるかもしれませんよ。

 

 

タンナファクルーとクンペン

シンプルで味わい深いお菓子だけれど、サーターアンダギーほどメジャーではなく、でもハマる人はハマる「タンナファクルー」

プロレスか何かの技みたいな名前の「タンナファクルー」は、庶民派のお菓子。
11個袋入り300円ほどでよくお店に並んでいます。

タンナファクルー

タンナファクルーは、黒糖入りの生地を平たく焼いたシンプルなお菓子。
甘食とカントリーマアムを足して割った感じの食感で、ちょっと歯にくっつく感じがたまりません!
黒糖の香りと味をじっくり楽しめる、そんなお菓子です。

賞味期限は製造から2週間

「タンナファクルー」の名前の由来が面白くて、この袋のウラに書いてあります。
このお菓子を作ったタンナファ(玉那覇)さんはクルーね!ということらしい。
いやいや、沖縄に住んでいたら移住した内地の人でも「クルー」くなりますよ。
あ、そうか!その中でもタンナファさんはクルーだったのね!ということで。(わかりましたよね♪)

沖縄でタンナファクルーを食べている人を見かけたら、その手の色と見比べてしまうかも!?

そんなタンナファクルーに似た外見のお菓子に「クンペン」 があります。

くんぺん

 

>創業大正11年 宮城菓子店【琉球焼き菓子】くんぺん (大箱10個入)

 

「クンペン」は琉球王朝時代から祭事用に供えられ、王族、貴族が食した高級菓子でしたが、今では「清明祭シーミー」の季節定番のお菓子となっています。1つ100円前後で購入できます。

タンナファクルーとの違いは、小麦粉と卵のシンプルな生地の中に餡が入っているか入っていないか と、一個一個包装され箱詰めにされた慎ましやかな佇まい。
中に入っている餡は黒糖と胡麻やピーナッツを使った餡で、平たく焼いた生地と一体になったちょっとしっとりとした食感。
胡麻のつぶつぶ感とふわ〜とピーナツの香りが濃厚で、しっかりお腹にたまります。

そして、口の中の水分が持っていかれるのでお茶は必須!

サーターアンダギーといいタンナファクルーといい、沖縄のお菓子ってその確率高いと思う。。。

くんぺん ピーナツ餡

賞味期限は製造から90日(お供え用)と2週間程度のものがあるので要確認!

 

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ポーポーとチンビン 。。。が ヒラヤチーに変身??!

ポーポーとチンビンは、どちらも薄くクレープ状に焼いた生地を、くるくるっと巻いて筒状にしたもの。

mimosaの認識では、黒糖を練りこんだ生地の甘いお菓子をチンビン、小麦粉のみの生地に油味噌を塗って巻いたものをポーポーというものでしたが、逆の場合もあって、この2つは、沖縄県内でも混同されているような気も。

更に、小麦粉を卵、水で溶いた生地にニラと、生姜、干しエビなどを混ぜ込んで薄く焼いたこれは沖縄チヂミと言われる「ヒラヤチー」じゃないのかー?と思う生地をくるくるっと巻いたのをポーポーとして販売しているお店もあったり。。

ヒラヤチーはこんなの。タレをつけて食べます。

ヒラヤチーphoto531

写真はヒラヤチーだけど、これをクルクル巻いたポーポーも。。。?

もう何がなんだか分からないけれど、美味しいからいっかーとスルーしてます。

ポーポーやチンビンは、とっても素朴で思いついたら作って食べられる、シンプルなだけにアレンジもしやすいお手軽さが親しまれている理由かもですね。

チンビンにいたっては、ベスト オブ シンプル というくらい簡単スイーツなんです。

チンビン レシピ
小麦粉100g
黒糖(粉)をお好みで70~80g
ベーキングパウダー小さじ1/2
水 1カップ(200cc)

粉類をボウルに入れてホイッパーでよく混ぜ、水を入れて更に混ぜます。
しばらく置いて生地が馴染んだら、ホットプレートかフライパンに油をひき、オタマ一杯弱を薄くクレープ状に焼きます。

両面が焼けたら、端からくるくるーっと巻いて出来上がり!

チンビン・ミックスなんていうのもサーターアンダギー・ミックスと同様販売されているので、これがあれば水を加えるだけでホント簡単。

>【沖縄土産】ちんびんミックス粉350g【6千円以上送料無料】【沖縄土産】【沖縄土産お菓子】【沖縄お土産】【沖縄製粉】【沖縄風黒糖クレープ】【沖縄おみやげ】【楽ギフ_包装】【沖縄のお土産】【RCP】

「ぱなぱんびん 」、 「うーまきがーす」、「たらまんぼー」

まず、発音してみてくださいな。

何を連想しましたか?
初めて聞いたとき、mimozaはキジムナーみたいな沖縄の精霊(妖怪)かと思ったのですが、これも昔懐かしい沖縄のお菓子なんです。

宮古諸島 多良間島は、ちょうど石垣島と宮古島の中間くらいにある丸い島。
その多良間島に伝わる揚げ菓子です。

ぱなぱんびん → 花 (ぱな)天ぷら(ぱんびん)

うーまきがーす → 太巻き(うーまき) 菓子(がーす)

たらまんぼー → 多良間島の「たまらんおいしさ」からきたネーミングがすごい!

と意味が分かると「なるほどー」なお菓子です。

 

写真 準備中

ぱなぱんびん は、棒状に伸ばした生地を3連の輪っかにしてひとつにまとめ揚げた、これまたシンプルなお菓子。
うす塩味なので、飽きずにもう一個もう一個とやみつきになります。

ドイツのプレッツェルを小さくした感じに似ていて、ビールやお酒にも合います。

プレッツェルはコチラ

プレッツェル
ディップをつけて食べるのも良さそう。

グリコのプリッツ好きなら、きっと気にいるのでは?

 

うーまきがーす(うーやきがあす)

「うーまきがあす 」は、2種類の呼び名があるようで、黒糖生地が渦巻き状に入った耳たぶ位の大きさのチップスで同じ物だと思います。

「うーまき」は渦巻きじゃないか?「うーやき」だったら薄焼きなのかも?と疑問の残る部分はあるけれど、多良間島特産の黒糖を使った優しい甘さのチップスです。
島では、お祝い事の時に作られてきた揚げ菓子だとのこと。

 

たらまんぼー

キャッチーなネーミングが楽しい「たらまんぼう」

比較的新しいお菓子のようで、黒糖生地にゴマの芳ばしさがプラスされた太い棒状の揚げ菓子。
その名の通り、食べたらたまらん美味しさで島の子供たちにも大人気だそう。

mimozaは、これだけは食べ損ねましたー!残念!

でもきっと想像通り、ハズレることはない味わいが思い浮かびます。
購入してたら食べ過ぎ注意!なお菓子だったかも。

 

まとめ

沖縄の地元の素材を使った素朴なお菓子は、とてもシンプルで飽きのこない物が多くお土産としては地味なものですが、そこには様々な旅の思い出も詰まっているように思います。

島に滞在していると、そんな沖縄の風土に馴染んだ素朴なおやつが自然と恋しくなるのでした。
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