うりずんの季節

沖縄 白いあざみ

今日は朝の暴風から一転、夏日を記録する程気温が上がりましたが、同時に湿度もかなり上がり空気の密度が濃く感じた1日でした。

沖縄も各地で海開きがあり、週末ごとにビーチに賑やかさが戻って来る頃。
2月の半ばには八重山諸島のどこかで海開きがある沖縄。

そういえば沖縄が日本一早い海開きかと思いきや、1番早いのは元旦に海開きをする小笠原諸島。

海開きは、海での事故や災害がないよう安全を祈願するものなので、基本的には人間の都合で日程が決まる訳なんですよね。
なので何処が1番というのはあまり意味はないのかも。

この海開きの季節、沖縄では「うりずん」という季節です。

アカギ 首里

島のエネルギーが空気中に満ちていて、
春の花の季節は終わり、初夏に向けて若々しい緑が冬の間蓄えていたエネルギーを爆発させる。

そんなパワーに圧倒されつつも、旅行者が少なく(最近はそうでもないのですが。。。)穏やかな素の顔の島を感じられるので、とても好きな季節です。

このブログのURLも「うりずん」♪

 

ちょうど去年の今頃は、久高島を訪れていました。
「生まれ変わりの岩」という干潮時にしかくぐれない岩穴を、何も考えずに行ってくぐることが出来たとき、空には厚い雲とトンボが波の上を飛んでいる不思議な光景が印象的で今でも覚えています。

祈りの島久高島 「生まれ変わりの穴」へ引き寄せられて

久高島 カベール

後から、トンボの事を島の人にきいてみると、すぐさま
赤いトンボだった?」
ときかれ、
「赤いトンボが海岸を飛ぶと天候が荒れる」と。

赤いトンボの印象はなかったけれど、そのトンボを見た時、海はけっこう波立っていて人を寄せ付けないような雰囲気を醸し出していました。

その後、厚かった雲は消え太陽と青空と日陰を選んで歩きたくなるほど夏な久高島でした。
「生まれ変わりの岩」は、くぐったからと言って何かが変わるわけではないけれど、自分の中にある想いがそこへ引き寄せられた原因なのかも。なんてつらつら考えてました。
あ、霊感とかは特にないのですが、でも感じる物は確かにあったと思う。

このブログを始めたことも、何か変えたいという想いが自分の中であったからです。

それまでブログを書くなんて自分には到底考えられないことでした。
作文や文章を書くには子供の頃から苦手で、できれば書きたくないって思ってました。
夏休みの宿題の読書感想文はいつも1番最後まで残ってて、イヤイヤ書いてた。笑
だって活字読むと寝ちゃいます。

メールでのやり取りも、変に行間を読み過ぎたりその意図をはかりかねたり、読んだ人の状況次第では全く違う風に読み取れてしまったり、最悪人を傷つけてしまうかもしれないという怖さもあって、好きになれませんでした。

今でもそれは変わらないです。
けれど、文章でしか伝えられない、文章がきっかけで素敵な出会いもあるっていう事も実感としてあるんですよね。

そう考えると、世界中に届けることができるネットの世界って、凄い可能性の宝箱ですね。

ネットの陰の部分には怖さもあるけれど、離島へ行くようになって行く先々の情報を集めるのも、ここへ行ってみたいな〜と思わせてくれるのもネット上の文章がきっかけだったりもしました。

今まで何年にも渡って、時々(たまに)離島一人旅をしてきたけれど、その時々で良くも悪くも変わったこと、たくさんあります。

その中で感じたことを今度は伝える側になっていければ、と思っています。

 

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

久高島 海

 

 

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