東京の離島小笠原、満天の星空と星明かりの海と赤ちゃん亀の放流

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「星明かり」って聞いたことありますか?

離島の魅力のひとつ、星空。
人口的な灯りの少ない離島では、お天気さえ良ければ本当に綺麗な星空が臨めます。
この星空を目的に、離島に滞在する人々もいらっしゃるのではないでしょうか?

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宇宙を感じる星空

mimozaの見た星空で一番印象に残っているのは、何と言っても小笠原諸島。
どこの離島で見ても満点の星空はこんなに星があるのかとため息しかでないのですが、小笠原諸島父島の宮之浜で見た星空は強烈でした。

多分、条件がとても良かったんだと思います。
赤ちゃんカメの放流をしに宮之浜へ行った時でした。
その夜は、新月だったのか時間的にまだ昇る前か低い位置だったのか覚えていないのですが、空に月の姿がありませんでした。

海岸は街灯もなく真っ暗。
これは、海亀の赤ちゃんが海へ帰る為の手がかりとしているのが、海に反射する月や星の光で、陸地に街灯があると赤ちゃんが迷ってしまうことへの配慮だそうです。

といっても真っ暗では歩けないので、足下のみを懐中電灯で照らし波打ち際まで行き、そして一斉に灯りを消しました。

顔をあげると、空いっぱいに無数の星が目に飛び込んできました。
正直、イルミネーションじゃないかと思うくらい、本当にたくさん光がピカピカと瞬いているんです。

そして、海面は星の光を反射してほのかに明るく、目が慣れてくるとその光だけで周りの様子も分かるくらいでした。

「星明かり」

真っ先に浮かんだ言葉。
本当にあるんだ。。。。。

そう思うだけで、あまりにも凄い星の数と輝きに圧倒されっぱなしでした。

星明りに向かってカメの放流

このときの目的は稚亀の放流でした。

赤ちゃん亀は掌に乗る位の大きさ。
まだ生まれて間もない子達。
パタパタとヒレを動かして元気よく星明かりの海に向かって歩いて行きます。

あの明かりだったら間違うことなく海へたどり着くだろうなと、その後ろ姿を安心して見送ることができました。

と思ったら数匹、違う方へ行きそうになっている子もいました。(笑)
(その後ちゃんと海の方へ向かえるようにそばにいた方が軌道修正をお手伝いしていました。)

カメの赤ちゃんは小笠原海洋センター(通称カメセンター)で会えます。
そこでは海亀の生態や環境汚染による海亀への影響、保全、保護活動について学ぶことができます。
夏には放流ツアーも企画しています。

小笠原海洋センター

 

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星明かり

この言葉を実感したあの光景は今も目に焼きついています。そしてその時の興奮と感動は忘れられないものになっています。

mimoza自身も離島へ行く目的のひとつに「何とかあの星空をもう一度見たい」があります。
日常では一等星が辛うじて見えるくらいの暗い夜空に、こんなにも星が存在するんだという驚きと広大な宇宙の存在を感じると、細かいことで悩んでいるのがおかしくなってきて、肩の力が抜けるような気がします。

星空のただ中に浮かんでいるような感覚。
海に浮かんでいるような感覚。

全身の無駄な力が抜けると、心も体もフッと楽になっていくのを感じます。

 

星空はお天気が悪いと見られないのと月が明るすぎてもあまり見づらいのですが、離島の夜、ふと空を見上げるとどんな星空が見えるんだろう?と考えるとワクワクします。

そして星空に限らず、何度も見たくなる風景、光景が離島にはたくさんあります。
風や波の音、鳥の声、時間の流れそのものがゆったりと流れているのを感じる場所がそこかしこにあります。

そんなところに魅力を感じて、離島に何度も足を運んでしまうのかもしれません。

 

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