LCC格安航空会社を利用する際のメリット、デメリットについて

LCCターミナル出発ロビーIMG_2102

離島に旅行に行くには、飛行機や船を乗り継いだりレンタカーを借りたりと旅行費用における交通費の割合は大きくなりがちです。

宿泊費や食事などは、自分の好きな場所で好きな物を食べて好きな事をしたいので、あまり費用を気にしたくないですよね。
離島間の移動は、飛行機での移動ができる島もありますが、船しか移動手段がない島もあり、そこを削るのは難しいものです。

そこで交通費を少しでも抑えるには、格安航空券を使用したツアーパック、そしてLCC格安航空会社の利用です。

LCCを上手に利用すれば、交通費のダイエットも可能になり、自分の好きなように旅程を組みやすく、気軽に行けるようになります。

ただし、LCCを利用するには、格安である理由をよく理解して利用するようにしないと、こんなはずでは無かったとなってしまう場合もありますので、LCCのメリット、デメリットをしっかりと押さえておきましょう。

 

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なぜ格安?本当に安いのか?

LCCとは、「Low Cost Carrier」ローコストキャリアの略称で格安な運賃でチケットを提供するかわりに、徹底的にコストカットをした航空会社のことです。

コストカットとは、機内食や毛布などの有料化、サービスの簡素化や効率の良い機材の運用、キャビンアテンダントが機内の事だけではなく、チェックインカウンターや搭乗案内などの地上業務を兼任することで削減しているもので、安全面に関しては他のレガシーと言われる航空会社と基準が変わるわけではありません。

では、どのような違いがあるのか?

 

受託手荷物が有料(受託手荷物が含まれているチケットもあり)
機内持込みの荷物の制限がシビア
機内食、飲み物、毛布などのサービスが有料
機内での映画、音楽配信の提供が無い
チェックインは厳格に守られるので、出発時間に間に合っても最終チェックイン時間に遅れていくと対応してもらえない。つまりキャンセル
機内座席の間隔が狭い(一度により多くの乗客を乗せる為)
座席の指定は有料
払い戻しや便の変更は出来るチケットと出来ないチケットがある。
遅延、欠航になりやすい (他社の便が飛んでいても欠航になる場合あり)
遅延や欠航した場合の対応は必要最小限。大抵、次の空いている自社便に有料で振り替え。もしくは、買い直し。

 
この内、自分に必要の無いサービスはデメリットではなくなります。
例えば、機内食や飲み物の提供は、短距離の飛行であれば必要ない場合が多いのでないでしょうか?
映画や音楽配信も同様ですね。
座席指定も必要な人が有料で指定すれば良いので、必要としない人も多いと思います。

 

LCCのメリット、デメリット

メリットは何と言っても安いということですね。
ひと昔前は、安い航空券と言えば格安航空券でしたが、ギリギリまでフライトの時間が分からなかったり最大滞在日数の制限があったりして思うような日程を組みづらく、離島の船便の乗り継ぎを考えた場合、フライトが決まらないと宿泊施設の予約もできないので利用しづらかった面がありました。

LCCの場合は、そもそも便を指定して航空券を取るので、自分の都合に合わせやすいのはメリットだと思います。

1番のデメリットは遅延、欠航が比較的起こりやすいということでしょうか。そしてその場合の保障がほぼ無いので自分で手配、費用の負担をしなければならない事です。

LCC格安航空会社は、機材の有効利用でコストカットをしています。
一機が空港で何時間も待機することなく、ギリギリの時間で各地を飛んでいるので、朝の便が天候などの都合で遅延した場合、それが次の飛行に影響してきます。
最終的には、ずれ込んだ結果や天候の都合で機材が予定通り来ないということで欠航となることもありえるわけです。

その他の条件については個人で事前に対応することができますので、納得して利用できますが、遅延、欠航ばかりはどうしようもできず、結局、他の便のチケットを買い直してかえって負担が増えてしまったということもあります。

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もう一つ、ウッカリでデメリットになりやすいのは、機内持込み手荷物です。
機内持込みの制限は各LCC会社によって多少違いがあります。

一般に機内持込み用のキャリーバックとして売られていたものを持ち込もうとしても、各LCC会社の基準に満たないと容赦なく受託手荷物として預けるように言われます。
バニラエアのHPには、
「市販されている国内線持込可能なスーツケースであっても、弊社の規定では機内に持ち込めないものもあります。」と明記されている程です。

その場合は、事前に受託手荷物として預ける金額より倍以上の金額を支払わなければなりません。これは空港カウンター手数料が加算されるからです。
またその基準も空港によって、対応する人によって違っていたりするので厄介です。

行きは問題なく持ち込めたとしても、帰りはお土産などで重量が増えたりする場合は事前に受託手荷物料を支払って預けるか、宅配便などで先に送ってしまうようにした方が安心です。

また、基準やチェックの仕方が変わったりすると、以前は問題なく持ち込めたものがNGになる場合もありますので注意が必要です。

まとめ

LCCの最大のメリットは料金が格安なこと。
旅程が組みやすいこと。

デメリットは、遅延、欠航の可能性が比較的高いことと、その場合の保障は無いこと。
機内持込み手荷物の基準がシビアでいて、微妙に統一されていない事。
機内食、飲み物、毛布などの機内サービスは有料、もしくは無い。
払い戻し、便の変更は出来るチケットできないチケットがある事。

あげてみると、デメリットの方が多く見えますが、案外それはこれまでのレガシーのサービスを基準として見た場合ということに気づきます。
自分にとって必要なサービスだけで航空券代を抑えられるのなら利用を考えに入れても良いのではないでしょうか。

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