「水が怖い」「泳げない」スキューバダイビングへの諦めきれない想い。スヌーバって?再び海の中へ!

沖縄や小笠原、海外の南の島の海に拘わらず近くの海でも、「海」って何故こんなにも魅了されるのでしょう?
ザザ〜ン!という波音を聴いているだけ、生き物のように動く波を眺めているだけでも癒されます。
海の中を覗いてみたいという願いは、グアムでの初体験ダイビングでは叶いませんでした。
それどころか、私にはダイビングは無理なんだという事がわかってしまい、やっぱり私には縁のない世界だったんだと拒絶されたような感覚と、諦めるしかないんだって沈んだ気持ちをどこかでずっと引きずっていました。
何年も。。。
それでも海が嫌いになったわけじゃない。
私が住んでいる県にも海の名所はたくさんあり、美味しいものもたくさん!
海の中の世界は、写真や映像に素晴らしいものがたくさん!
私にはそれで充分。と思ってました。
それが意図せず、またまた体験する機会がやってくるのでした。
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ハワイ、マウイ島へ
グアムの体験ダイビング挫折から数年後、ハワイに住んでいる従姉妹から誘われ、両親を伴ってマウイ島へ行く機会が巡ってきました。
この時の旅は、その数年前に倒れた父のリハビリを兼ねて。
当時、旅行会社に勤めていた従姉妹がこちらの希望を聞いて手配してくれました。
杖と車椅子で移動するのは、日本国内でも大変です。
バリアフリーの意識の高い海外の国とはいえ、果たして行けるのだろうか?
という不安もありましたが、いざとなったら従姉妹に頼れるのが大きかったので、思い切って行く事になったのです。
ですので、父中心の行程です。
コンドミニアムに連泊し、2日間はドライバー兼ガイドの方の車でマウイ島を案内してもらい、せっかくハワイにきたのに海に行かないのは勿体ないということで、大型クルーズ船でマウイ島の先の離島、モロキニ島へ行くツアーに参加しました。
車椅子で船に乗せるのさえ心配していたわたしと母をよそに、そこはバリアフリー意識の高い国 、こちらが乗り込むのとほぼ同時に、当たり前のように父は車椅子で船の中にいました。
モロキニ島クルーズで、スヌーバ体験!スヌーバって?
船の中でシュノーケリングなどのマリン・アクティビティの説明がありました。
その中に聞きなれないものが。
「スヌーバ体験」
スキューバダイビングのこと?
以前の体験ダイビングのことが頭の中をよぎります。
この船には日本人女性のスタッフがいて、「せっかく来たんだからこの海を見ていって!」と勧めます。
話しを聞くと、レギュレーターを使って海の中に潜るのはスキューバダイビングと同じなのですが、タンクは水上のゴムボートにありそこから長いホースが出ていてその先のレギュレーターを使って呼吸するというものなのだそう。
重いタンクを背負う必要もなく、マスク・シュノーケル・フィンの3点セットのみの身軽な状態でダイビングができるのでストレスも少ないと丁寧に説明してくれました。
水深はホースの長さによるので、3メートル~5メートルほど。
モロキニ島はハワイでも人気のシュノーケリングスポットで、亀も当たり前のようにいるのだとか。
話しを聞くほどやってみたい気持ちは増すけれど。。。。。
以前、パニックにおちいって断念したグアムでの体験ダイビングの光景が頭をよぎります。
でも。。。。。。。。
この日はお天気も最高に良く、船に乗って海へ出ただけでテンションがかなり上がっていました。
スタッフもフレンドリーで、心からこのマウイの自慢の海を見せたいとの気持ちが伝わってきます。
ごく自然に促されるように、
「参加してみます」
と頭より直感で参加の返事をしていました。
参加することになってから、
どうしよう~~!参加するって言っちゃったよ~~~!
と頭の中でジタバタしていました。
どうするの??どうなるの?私???
マウイの人たちは、おおらかで明るい。
思いがけないスヌーバ体験は、もちろん強制されたわけでもなく、ごく自然な流れで決まったのでした。
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泳げなくても大丈夫!
スヌーバは、「泳げない方でも安全に楽しめるダイビング」と謳っています。
そして、船内で簡単な説明を受けて、ショートのウェットスーツと3点セットをつけると、あれよあれよという間にいざ海の中へ。
船から直接海へ入るのが初めてだったのでドキドキしたのですが、ウェットスーツも違和感なく水に浮いている安心感は大きかったです。
そしてグアムの体験ダイビングでの1番の不安要素、マスクへの水の侵入は。。。。
恐るおそる、顔を水につけてみる。
「ん?入ってこない。」
じゃあ、もう少し顔を突っ込んで過剰なほど口呼吸を意識してみると、
「えーっっと、何も起こらない。水が侵入してくる気配もない!私、大丈夫かも?」
試しに鼻から息を吐いてみる。
プクプクっとマスクの脇から泡が出て、すぐピタっとマスクが顔に吸い付く。
「ウソでしょ?こんなに大丈夫なものなの?グアムでのあの体験は一体何だったの?」
単純なもので、それだけでもう嬉しくて嬉しくて感動してしまったのでした。
念願の海の中を見渡すと、底まで光が届きとても明るく色鮮やかな魚たちも良く見えます。
側にいたスタッフが亀のいる方向を指さしてくれます。
よくよく探すと、他の場所にも亀が。
それでも慎重な私は少しずつ潜っては呼吸を確認してました。
でもマスクに水が入ってくる気配がない安心感が更にテンションを上げます。
「私、海の中にいるよ〜、凄い!」
も~念願の夢の時間。。。。。
感動しすぎて海に包まれたふわ~~っとした幸福感に浸っていました。
そして、もう一度ダイビングに挑戦する事を決心するのに時間はかかりませんでした。
きちんと講習を受けてライセンスを取ろう!と。
グアムでの恐怖体験は確かに残ってはいましたが、この感覚を知ってしまったからにはやらずにはいられない。
そんな自分への決意表明をした瞬間でした。
スヌーバの事をもっと知りたい方は、コチラ→ マウイ・モロキニ島ツアー
日本でも少ないですが、沖縄本島、久米島、そして伊豆諸島式根島でスヌーバ体験ができるようです。
詳細は、コチラ ↓
「水が怖い」「泳げない」でもスキューバダイビング始めてみる!
スキューバダイビングで「水が怖い」「泳げない」を克服できる?恐怖と憧れの体験ダイビング
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