「水が怖い」「泳げない」も安全にダイビングを楽しむにつなげられるんです。
ダイビングのライセンスを取得したら、一つ自分の世界が広がった気がして
さあ!どこの海に潜りに行こう?
となるように思われるのですが、私にとってはこれからがスタートでした。
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ダイビングのライセンスは資格ではない
一般にダイビングのライセンスというのはCカードと呼ばれますが、このCカードのCとはCertification の頭文字です。
Certification は、認定証
つまり安全に水中を楽しむために、器材の扱い方と体に起こる変化、海中、水中の環境や生物の知識を身につけ、水中での危険性に対し事前に回避、対処する行動ができますよーという認定証なのです。
確かにCカード取得のための知識は、ダイビングスクールで受ける講習で学ぶことはできます。
ですが、知っているのと「できる」は違います。
それをプール講習や海洋実習でするわけなのですが、タンク1本で数十分の限られた時間内にマスターしたといえるほど練習できるわけではありませんでした。
特にマスククリアが水への恐怖心から苦手意識がある私にとっては、これで大丈夫!と思えるまでには至らず、1本1本が自分の恐怖心との闘いでした。
伊豆大島のCカード取得講習を終えて、私でも何とかクリアすることができた満足感とこれでダイビングしても大丈夫なのかなぁ〜という不安が入り混じった気持ちでいました。
Cカードを取得したら間髪入れずダイビングを重ねることの大切さ
街中のダイビングスクールでライセンスを取ろうと思った理由の一つに、ショップで開催しているダイビングツアーに通いやすいということがありました。
やはり数回潜っただけでは、不安も残るものですし忘れそうです。
忘れない内に潜りたい!
多分、誰もが思うのではないでしょうか?
私がダイビングを始めたのは真冬でしたが、そうそう沖縄など南国の海へ行くことなんてできません。
必然的に地元から通える海へ潜りに行くツアーに参加することになります。
私の場合は、主に伊豆。
そして自分の状況を少しでも知っていてくれるインストラクターの方と行くというところも、まだまだダイビングすることに不安がある私にとっては心強いポイントでした。
伊豆の海の中は、グアムやマウイとはガラリと景観も水温も異なるものでした。
Cカード講習時の伊豆大島の海は、それでも透明度が良く今でも水中の様子、景色は覚えています。
伊豆半島の海は、その時の海のコンディションによりますが、そこまで透明度が良いわけではありません。
冬の方が透明度が良くなるとはいえ、陽射しや地質、地形、潮の関係なのか海の中は薄暗く、潜行時はいつも心臓がバクバク。
移動時は迷子にならないように、必死でついていったことを思い出します。
実際、一緒に潜っている仲間を見失ったこともあります。
水中の透明度が悪いと、よく「お味噌汁」と例えられる位見えません。
1、2メートル先の人も見えないくらい。。。。
こんな時にはぐれてしまったら本当に心細いです。
その場合の対処法も講習では学んでますが、実際に遭遇するとどのタイミングでその行動をするか迷ったりします。
その時の対応が上手く行くことで自信にもなったと思うし、そうした経験を実際にすることで、その判断の基準もわかってきます。
そうやって回数を重ねながら小さなハプニングも経験して、だんだんとダイビングそのものが楽しめるようになりました。
今まで映像でしか見たことがなかった水中の景観、魚や生き物たち。
水中に浮かんでいる感覚。
水に身体をあずけて脱力する感覚は、一種の癒しにもなっていきました。
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まとめ
「泳げなくてもダイビングはできる」は、泳げなくてもいいではない
「水が怖い」は認識するべきことだった
「不安がある」ということは、その事に関して何が不安なのか?どうして不安なのか?を知ろうとします。
不得意な事が分かっていれば、どういったことに気をつければうまくいくのか常に考えますし、意識して行動します。
そのことに対し自分ができる対応の限界もわかってきます。
自分の限界を認識して、無理をしない。
この事が安全に海を楽しむことに繋がっているのだと思います。
海のコンディション、自分の体のコンディションによってはダイビングをしないという選択をする勇気も時には必要です。
不安は溜めずに引率してくれるインストラクターさんやガイドさんに伝えることも大事だと思います。
どんなに気をつけて無理をしないようにしても、海の中では思いもしないことが起こります。
そうした時にパニックにならずに落ち着いて対処できるようにしたいですね。
私がスキューバダイビングを始めるまでの紆余曲折をまとめた記事です。→ 海中飛行!海の中を飛べるようになるまで
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