期間限定の光景!沖縄宮古島からかかる伊良部大橋の輪切り?!フェリーから見あげた連結直前の姿
宮古島、伊良部島、下地島の島民が幾度もの工期延長を待ちに待って開通した伊良部大橋。
mimosaも数度訪れる度に少しずつ工事が進んでいくのを楽しみに眺めていましたが、2015年1月31日の開通のニュースは地方の話題でサラッと式典の様子と遠景が流れただけで、もう少し映像が見たいと思ったものでした。
ホンダ・オデッセイのCMでその幻想的で息をのむような碧い海にかかる橋の映像を見て、「どこの橋?渡ってみたい!」と思ったのは私だけではないはず!。。。ですよね?
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島と島を結ぶ41年をかけた夢の橋?!
開通してから1年半、実際に渡られた方も多くなってきてネット上にもたくさんの写真がアップされています。
そのダイナミックな姿は、写真を通してみただけでも伝わってきます。
島と島の間には当然ながら「海」があります。
塩分と湿気を含んだ風がいつも島と島の間を通り抜けます。
考えてみたらすごいことだなあと思います。
特に台風の通り道ともされる沖縄。
過去に宮古島は風車がなぎ倒されたこともある勢力の強大な台風が来る可能性のある地です。
伊良部大橋は、その環境で100年の耐久性を目標に設計されたという日本一過酷な環境に耐えうる橋というわけですね。
そんな剛健なつくりとは裏腹に、3540mもの長さの橋は海と空の間を縫うように優美な曲線を描いているのも伊良部大橋の魅力のひとつですね。
期間限定の橋の断面を、間近に見て
伊良部大橋の中央部、1番高い部分は大型船が通る航路です。
工事期間中に多良間島へ向かうフェリー「たらまゆう」に乗船した時、橋が繋がる前だったので断面を目の前で見ることができました。
橋はまだつながっておらず、橋の上にはたくさんの建設のための車両が見えます。
遠くに来間大橋も見通せます。
いよいよ橋の下へ。迫力があります。
表面に凹凸が少ないのは、潮が付着するのを少しでも防ぐ為だそうです。
シンプルで下を通る船からの景観にも配慮したとのことでした。
伊良部大橋の断面
中の空洞には、電気や水道などのライフラインが通ります。
宮古島側
伊良部島側
この間に中央の橋がもう1ブロック接続されて、橋がつながったのです。
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伊良部大橋開通後の島の変化は?
2015年は伊良部大橋開通で宮古島の観光客が大幅に増えたそうです。
宮古島の美しい海、自然の魅力を広めるきっかけにもなったと思います。
橋は島民にとっては、ライフラインの充実・病人の緊急搬送など、利便性の向上をもたらします。
更に観光客の増加によって観光業は活性化するでしょう。
一方で、この橋を建設するにあたって一部環境に影響があるのも事実です。
橋周辺の土地の開発
海流の変化
砂浜の変容
などの、この大きな人工物がもたらす直接的な環境破壊
リゾート開発などの間接的な環境破壊
陸続きになったことで24時間行き来が可能になり、今までの静かな島の生活が変わるのではないか?との懸念。
他の橋でつながった後の島では治安が悪化し、以前はドアや窓を開けて寝ていたのにそれができなくなったという話も聞きます。
開通して一年半。
島の生活の変化はこれから現れてくるのだと思いますが、様々な変化が人間本位なものにならないようにと願わずにはいられないところです。
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