離島の水事情とは・・・?台風の恩恵も。

座間味村107_0732

関東でも、夏の水不足が心配されることが時々ありますが、

沖縄の離島では、長期に雨が降らないとすぐ水不足の心配がされます。

沖縄本島近くの慶良間諸島などでは、
毎年のように水不足が深刻で、
冬場は特に頻繁な給水制限が行われる年もあるようです。

 

近年は、数年前から海水淡水化装置が稼働するようになって
毎日100トン、海水が淡水化されているそうで、
(現在は2基の装置が稼働していて毎日200トン淡水化可能)
水不足の解消につながってきているそうですが、


以前は、座間味島、阿嘉島、それぞれに水源となるダムが一基づつ。


その年の雨量によって左右される水事情だったので、
旅行中に「給水制限」という状況に遭遇することもありました。

mimozaも実際に給水制限にあたったことがあります。
3月末から訪れた座間味島でのことでした。

夜間のみの給水制限で、
事前に夜、必要な分の水(トイレに流す水や洗顔、歯磨きなど)を汲み置きしたり、
洗濯は最小限の手洗いのみ、
飲み水はペットボトルを購入したり

と少々不便を感じた程度でしたが、

島の人々はそれが毎日になったりするのですから、
日々、意識していることなのだろうなと思います。


海を観光資源としている島では、
民宿業、ダイビングショップなど、
真水を多量に必要とする業種の方々の負担は
大変なものだったのではないかと思います。

常に蛇口を捻れば水が出てくることが
ことさらありがたくも感じました。

島内を散歩しながら、ちょっと気をつけてみると、

「節水にご協力ください!」

と書かれているのが目につきます。

座間味村の節水のお願い項目をみると、
座間味村

 節水にご協力ください!
  洗面や食器洗いはため洗いしましょう
  トイレは大小のレバーを使い分けましょう
  温水になるまでのシャワー水も有効利用しましょう
  食器の油分は紙で拭いてから洗いましょう
  水道管、水タンクなどに漏水がないか定期的にチェックしましょう
  雨水、井戸水などを有効利用しましょう。
  節水器具の取り付けや、使った水の再利用を考えましょう。
  お客様にも、シャワーやダイビング機材洗浄水の節水をお願いしましょう。


本当にちょっとした節水の心掛けばかりですが、
普段の生活では、なかなか実践していないなあと気付かされます。


水不足は島の人々にとっては、生活に直結することなので、
深刻なことですよね。

そして時折大きな被害をもたらす台風は、
この水不足に大きく貢献している面があるということにも
島で生活している方々の話から気付かされたりもしました。

 

今は、海水淡水化装置のおかげか、
以前ほどの水不足による給水制限はなくなってきているそうですが、

滞在中は島の方々と生活を共にする気持ちで
給水制限の有る無しに拘わらず、節水に努めたいものですね。

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