久米島のビーチを彩る草花!白い砂浜のパッチワークがかわいいハマニガナ

ハマニガナ久米島

砂浜から、ちょこんと顔出して咲いている黄色い小さな花。
ビーチを歩いていてよく出会います。

風が強い日などは、もう砂に埋もれそうになってやっと顔を出している状態。

頑張れ〜〜!とエールをおくりたくなってしまうこの花は、「ハマニガナ」

キク科の植物で、タンポポの花びらを少なくしたような黄色い花を咲かせます。
沖縄だけではなく全国の海岸の砂地に見ることが出来るそうですが、沖縄の白い砂浜にあるとよく目立ちます。

ハマニガナ

 

写真に切り取ってみると、白い布に刺繍やパッチワークをしたよう。

ポンポンっと葉っぱの模様を散りばめて、ところどころに黄色くてま~るいかわいらしい花。
白と黄色と緑、そして海と空の青のコントラストがはっきりしているんだけれど優しい雰囲気があって好きです。

伊良部島戸口の浜IMG_0414

 

 

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ハマニガナは浜苦菜、ということは。。

浜に生えているニガナ(苦菜)ということらしいのですが、ニガナというと沖縄では「ンジャナ」と呼ばれ白和えなどで食べられています。

胃腸に良いそうで、先日、久高島でニガナ定食というのをいただきましたが、、、、

久高島とくじんニガナ定食

これが、、、かなり苦かった。。。。。
以前、白和えを食べたときはこんなに苦かったっけ?と思うくらい。

苦いのは苦手ではないのですが、食べ進む内にちょっと辛くなってくるくらいでした。
沖縄ってゴーヤーもそうですが、フーチバー(よもぎ)、サクナ(長命草)といい、苦い野菜が多い。

その苦い野菜の中でもダントツに苦いと言われているニガナ、その仲間のようです。

 

このハマニガナも若葉は食べられるようですが、砂浜で見かけるようすから葉も小さく、食べられるだけ採るのは大変そう。

でも、ちょっと試してみたいような。

 

ハマニガナの隠れた能力

直径2cmほどの小さな花、淡い緑色で柔らかい葉っぱ、細く長く伸びる茎。

一見繊細で弱そうに見えるのですが、海岸の砂地の中に縦横無尽に地下茎を伸ばし風や波で地表の葉や花がちぎれてしまっても、砂に埋もれてしまっても、ググーッと葉茎や花茎を伸ばしてまたひょっこりと砂の上に顔を出すのだそうです。

沖縄のビーチといえば、夏場になると裸足では火傷しそうな位砂浜は熱くなりますし、海が荒れれば潮もかぶります。

かなり苛酷な環境です。

そんな環境でも、地下茎さえ無事であれば、また再生してくる。
しなやかで忍耐強く、根性のある植物だったんですね。

と同時に砂の中に深く根を張って、砂浜を侵食から守っているのです。

可憐で繊細な姿に、すごい能力を秘めていたんですね。

ハマニガナ

 

ちょうどハマニガナが砂浜に埋もれて葉っぱだけ顔を出している様子が可愛らしくて写真を撮ってみました。

ホワイトサンドビーチのキャンバスに、点々と三ッ葉のような葉っぱと砂からいきなり黄色い花。

ハマニガナ

自然が作り出すデザインって、素敵で不思議!

 

 

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