ちょっと待って!その日焼け止め沖縄のサンゴの海に被害を与えているかも。

海へ行く時には欠かせないアイテム、日焼け止め。
沖縄の強い陽射しの下では日焼け対策は必須ですが、当たり前のように使っているこの「日焼け止め」が、サンゴ礁に大きな影響を与えてしまっていることをご存知でしょうか?
沖縄のサンゴ礁は世界にも誇れるほど素晴らしく多様性に富んでいます。
海をのぞくとサンゴ礁が森のように、たくさんの魚や生物達のゆりかごになっているのが分かります。
そのサンゴをDNAのレベルでダメージを与えてしまう物質が日焼け止めに含まれていることが米国の環境毒物学の専門誌に発表され、実際にサンゴ礁のある海域でもその有害物質が高濃度で検出されているという事実があるのだそうです。
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サンゴへ悪影響を与える日焼け止め成分とは?
日焼け止めとして使用されているものには、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2種類があります。
一般的には紫外線散乱剤は肌に優しく、紫外線吸収剤は化学反応によるアレルギーを起こすこともあり肌に負担をかけてしまうと言われています。
紫外線散乱剤は自然由来の成分から作られているのに対し、紫外線吸収剤は人工的に合成された化学物質。
この2種類の日焼け止め成分の内、オキシベンゾンに代表される紫外線吸収剤が、サンゴのDNAにダメージを与え環境ホルモンと同様の影響を与えてしまうのだそうです。
しかもその物質は微量でも悪影響を与えてしまうことも分かっていると言う事なのです。
海や山では紫外線量が多く、SPF、PAという紫外線を遮る効果の値が高い日焼け止めを使う事になります。
高SPF、PAの日焼け止めには、着け心地もサラサラして良い紫外線吸収剤の配合されているものが多く、mimozaも使っていました。
これまでも温暖化の影響での白化現象や、サンゴを食べてしまうオニヒトデの大発生、
土地の開発による赤土の流出によるサンゴのダメージは甚大で、場所によっては死んでしまったサンゴのガレキばかりの悲しい情景を目のあたりにする事がありました。
このままこのサンゴが減っていってしまったら・・・・とやりきれない思いをしたこともあります。
それなのに、そのサンゴへの悪影響に、知らないとはいえ自分も加担していたとは。。。
正直ショックでした。
そして別の方法で日焼けを防ぐ手立てを考えなくてはと思いました。
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日焼け止めに変わる対策
もともと日焼け止めクリームはあの独特な皮膜感が苦手で、できれば避けたかったこともありますが、日焼け止めを使わずに衣類などで肌を覆う方法が一番ですね。
しかも、衣類等で陽射しを遮るのはかなり有効です。
とは言っても紫外線を100%遮れるわけではないのですが、それでも日焼け止めのぬり忘れやムラによって焼けてしまうより確実です。
UVカット効果のある長袖のものを1枚羽織る
日傘をさす
海に入る場合は、
水着の上にラッシュガードやウエットスーツを着る
夏の沖縄で長袖?と思われるかもしれませんが、沖縄の陽射しは暑いというより熱い、痛いです。
日焼けというより火傷します。
その強い陽射しを遮るのに通気性の良い長袖を着る、或いはアームカバーをするのも対策のひとつです。
ですが夏に長袖は熱中症の心配もありますので、長時間外にいる時は不向きです。
そして、顔ばかりは覆えないので日焼け止めでガードするしかありません。
ですので、紫外線吸収剤の入っていない日焼け止めを塗るようにするようにしています。
日焼け止めも最近は様々なものがあり、紫外線吸収剤不使用やノンケミカルと書かれた環境に配慮したものを数多く見かけるようになってきています。
こういったものを使えば、サンゴへの影響も極力少なくすることができますよね。
沖縄の離島の海へ行くと、いつもその無限とも思える力に元気をもらっています。
沖縄に限らず海からはたくさんの恵みと癒しをいただいているので、少しでも今の環境に悪影響を与えないように行動したいなと思うのです。
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